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2019-04-30

一生もののパンプス

(オーバーホールとはヒールを一生ものにする魔法)

最近、修理にいらっしゃるお客様が増えてまいりました。

毎度修理の依頼を頂く度に大変有り難く、また、嬉しい思いでいっぱいです。

なぜなら、手でお仕立てするがてら1足1足を制作した過程を自身を含め職人達が自然と記憶しており、

お渡しした靴たちが1つの評価を頂き、結果たくさん履かれている証拠であることをよく知っているからです。

そんな中でオーバーホールの修理をご提案することも多く、

今回はメンテナンスの1つであるオーバーホールについてこちらでご紹介いたします。

オーバーホールは靴の寿命を延ばす1つの技法です。

実際には3種類(中敷、アウトソール、ヒール)の全交換と表裏の革の引き直しと洗浄、そして磨きが主なメンテナンス内容です。

結果、オーバーホールされた靴は半新品同様へ生まれかわることになります。

日本ではヒールパンプスを仕事などで常用することが習慣となっており(ヒールはオケーショナルなシーンで用いられる晴れ衣装であることがグローバルでの常識です)、

また下足の文化からなぜか靴は消耗されるものとの認識が強いのが現状です。

そのため、1-2シーズンで履き潰すことが通常とお考えの方も多いのではないでしょうか。

実際につくり手も消耗することを前提に、修理が出来ないようにつくってしまうことも多いのが現状です。

しかし、手でメンテナンスを前提に作製された靴は、

紳士靴と同じように底材を中心に交換を前提にした技法が取られており、

メンテナンスの方法や頻度によって、

5シーズンでも10シーズンでも履き続けられるものになります。

もちろん、色味や素材によってそれが容易なものや難しいものがあるため、

常用するもののデザイン選びではこれを考慮した工夫が必要ではありますが、

それらを踏まえたデザインの靴は、

オーバーホールが可能であり、

ヒールは消耗するものではなく、一生ものになります。

そのためHOSHINOでは、

「一足も壊して捨てることなくクローゼットでコレクションして増やして行かれてください」

「とりあえずではなく1足1足をご満足のいくオーダーをされてください」

「オーバーホールしながら10年履き続けるフルオーダーでのお仕立てをお勧めしております」

と日々ご案内を差し上げております。

そのため、どうぞお気兼ねなく修理のご要望をお申し付けくださいませ。

詳細についてのお問い合わせについて随時メールやお電話にて承っております。

Shunji Hoshino

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